おかげ様ブラザーズ/怪談特集(2)

再始動した「おかげ様ブラザーズのきんたミーノ氏が途中からゲスト出演。冒頭は、連日続く危険なほどの猛暑に地球温暖化の悪影響を読み取り気候談義。24時間マラソンの欽ちゃんは大丈夫だったのか、と真面目に心配する。

おもろいカップ

誠氏が大阪・天六お好み焼き屋で遭遇した変なカップル。女性は東京方面から来阪したと思われる様子。猛暑で苛立っているのかどうかは知らぬが、「ネギ焼きって一体何なのよ」等々女性が事あるごとに大阪の名物料理や大阪文化に難癖を付け、文句ばかりを店中に聞こえる大声でまくし立てていた。オトコはげんなり。誠氏曰く、「別れた方がええで」。言葉攻めプレイか??(笑)

おかげ様ブラザーズ復活

おかげ様ブラザーズ復活再始動の件(10月ツアーのチケットは早くも売り切れとのこと)。きんたミーノ氏を交えて。
96年活動休止後の動向(地元和歌山で和太鼓の講師をやったり青年団のリーダー的存在でもあったがカネにもならないボランティアみたいな仕事が多かった)、喫茶店廃業の経緯(人気の無い冬場に野兎が店を覗き込んでいたのを見て決心)、再婚のきっかけ(お相手は和太鼓教室の生徒さんやった)、 おかげ様ブラザーズ復活の動機(なんだかんだ言って不完全燃焼であったことに気付く)などを面白おかしく語る。きんたミーノ氏はかつてヤンタンなどで誠氏と接点があり、当時誠氏の実家にもよく出没していたという縁がある。

今週のクイズ

とある大御所のお笑いタレント。外見や芸風からは想像できぬほど意外や意外、恐ろしく株式投資が好きなお方は誰か。

怪談特集 (2)

先回の続き。100%網羅しているわけではないが、いくつかかい摘んでメモしておく:

  • 前回放送(怪談特集(1))において「クゥエー」等々怪音が聞こえた旨リスナーより多々指摘あり。今回放送中も妙なノイズが聞こえたと中断すること度々。いやーどうやろ、大半は椅子が軋んだりした音であったようにも感じたのだが。
  • リスナー談。夫が私鉄職員で、飛び込み自殺にまつわる不思議体験の数々。轢死体の側で警察が来るまでの間待機していると、「俺ちゃんと死んでる?」などと耳元で聞こえる。運転士になってからは、通過する某駅で飛び込み自殺発生の前兆として必ず生首を目撃する。「あっ!!(生首が見えた)」と思った瞬間に飛び込みあり。過去に飛び込み自殺事件があった際、なぜか当人の首だけ発見されなかったという噂。
  • リスナー談。熊本県のある川を舞台に叔父が子供会を企画した。子どもたちが川で遊んでいる最中に「何かに触られた」と騒ぐ。その後触られた子ども達に事故が多発。地元の古老に相談したところ、事前のお祈りと供養を欠かしたせいで河童が怒ったと主張。この話題の後、河童伝説といえば和歌山県紀の川だ、という話へ。
  • リスナー談。20年前に通学していた小学校での話。音楽室に飾ってあるベートーベンの肖像が血の涙を流すという噂があった。そんなある日、天井から赤い液体が漏れていたのだが、上階に行ってもその痕跡はなく、その原因が分からず怖かった、という体験。あらま、オチはないのかぁ(苦笑)。
  • 誠氏が聞いた川合俊一 の体験談。牧瀬理穂らと寿司屋で飲みに行く。貸切状態にするため店の大将が出入口のシャッターを閉めてくれた。と同時に突然何かしら陰気な感じを察知する。急に肩が重くなったりもする。扉の方向が妙に気になって仕方がない。目を凝らすと、扉とシャッターの隙間におっさんがベタッと張り付いている。その場にいた全員が目撃。「薄い人やったなぁ...」(苦笑)。
  • リスナー談。前回放送の続き。奈良市内の例の「トーテムポールの家」と称される幽霊屋敷。トーテムポールを購入した元住人が米国から帰国後心臓発作で死去。トーテムポールを撤去をしようとした人も死去。件のトーテムポールは自然に朽ち果てた。このリスナーは数年後地元の住宅メーカーに就職。顧客の一人がたまたまその土地の購入者で、今はその方の家が建っているという噂。真偽のほどは不明。因みに私が前回推測した空き地は該当していない可能性(あの近接エリアにあることだけは間違いないとは思うけど)。
  • 竹内氏が関わったいわくつき物件の話。大阪市内で物色中、世間相場からは考えられないほど家賃が安い物件に遭遇。3LDKで3万8千円ほどという破格の安さ。実は例の大阪姉妹殺害事件の殺害現場やったと。松竹芸能東京支社長の難波氏が以前住まわれていた麻布のマンションもいわくつきの格安物件で、毎晩のように青白い女性の幽霊が突っ立っている等の逸話がよくネタにされていたことを思い出す。
  • 竹内氏談。いわゆる因縁車の話。友人所有の赤いスポーツカー。なぜか雨が降った時だけバックミラーに(幽霊が)写る。
  • 色情霊の話題から怪談牡丹灯篭の話へ。それに関連した竹内氏の経験談山口県内を弘兼憲史氏らと旅行中に淋しい場所へ迷い込む。ふと辿り着いたのは美人姉妹の切り盛りする旅館のような所。そこでスッポン料理を堪能させてもらう。その後なんとか街に出てから、ふと「果たしてあれは夢だったのか」と一同訝ることしきり。その美人姉妹は時代掛かった感じの和服を着ていたようにも思われ、よく考えてみれば現実感に乏しい。スッポンといいつつも一体何を食わされたのやら...。ムジナに化かされるという民話を彷彿とさせるような話。

こうやって振り返ってみると、今年の怪談特集は昨年にも増してパンチ不足を否定できない展開だったように感じる。2回に分断された上に怪談トークの上手なゲスト出演がなかったことも痛い。誠氏と竹内氏のみのゲストなし進行だとどうしても古いネタの繰り返し、堂々巡りになる傾向がある。やはり中山市朗氏のような怪談話芸のプロ(苦笑)によるサポートがないと盛り上がりません(だからこそ氏がゲスト出演された2001年と2002年の怪談特集は最恐だったのである)。ただし、昨年ゲストの雲谷斎氏は力不足のように思う。なんだったら稲川淳二氏でもええんとちゃいますか(笑)。