イジワルなエロ本自販機

金融経済大波乱の年であった2008年最後の放送。世間の不況風には抗えぬというわけでもなかろうが、明るく笑い飛ばせるようなバカ話で締めくくることはできず。
後半は、竹内氏と昵懇の仲である土岐清次氏(YCトイズラボ社長。番組スポンサーであるナチュラムと提携して「オタクの電脳街」を運営)がゲスト出演される。
マクドナルドが大阪の「クォーターパウンダー」発売で密かにサクラ1000人動員の件、2年ほど前に福袋が中国で訴訟沙汰になった件、はメモ省略。

突然死

当然というべきか、飯島愛さん悲報の件。誠氏が東京のメディアに進出したての頃、友人も少なく淋しい境遇にある中をわざわざ食事に付き合ってくれたりした恩がある、としみじみ語る。例のデヴィ夫人による暴露記事にも触れたが、事実か否か不明である上に不謹慎ではないかと批判的な調子。
彼女の死因が今もってはっきりしないという状況も手伝ってか、突然死あるいは孤独死の恐怖についての議論に至る。実際、心臓や肩が突然痛んだりと誠氏も竹内氏もヒヤリとしたことがあったという。特に酒呑みは要注意。そして電話に繋がらない(わざと出ない)電話嫌いな竹内氏は孤独死の危険性が高いのではないかというまったく笑えない話(苦笑)。

農業振興

先週の放送で、悪化しつつある失業対策として株式会社も参入自由にした農業振興をやったら一石二鳥ではないか、と誠氏らが提案。これに対して、実家が農業を営むリスナーから批判的な指摘を受ける。作物1個を10円とか20円で卸す実態を考えればとても採算に合わず、失業対策どころではない、と。
誠氏らは、そういった理不尽な流通構造をも含めて抜本的な改革を提唱したまでのこと、と反論。今や農業における産業革命が必要なのであり、株式会社化/大規模化をもっと積極的に促進してはどうか、と主張しつつ、農家の方々も一緒になって将来ビジョンを考えましょうよ、と呼び掛ける。
補助金を無駄にバラマキ投入するよりも、ベンチャー支援のような考え方で完全に自由化して非効率な兼業農家を駆逐してしまった方がアグリビジネス振興にとっては効果的かもしれない。ただ、仮にそうした第二の農地解放が達成されたとしても、海外との価格競争は相当にハードルが高いことは想像に難くない。狭隘な国土での採算を考えれば、贅沢品として消費される高級希少品種しか基本的に栽培されなくなってしまう副作用も想定される。

玩具業界

「オタクの電脳街」仕掛け人でもある土岐氏を迎えて昨今の玩具業界事情をあれこれ。おもちゃとて例外ではなく販売不振で青息吐息の業者が多い模様。おもちゃ単体では採算悪くとも客寄せ商品として割り切って取り扱い可能な体力のあるカメラ/家電系の大型量販店だけはひとり気を吐いているらしい。
顧客は昔に比べれば価格に敏感になっており、一言で言えば中途半端なものは売れなくなったという。つまり、安いお店で一番高価な商品しか買わなくなっており、絞り込んでいるがゆえに数量が捌けない様相を呈している。全般にお客の目が肥えて、安全性を兼ね備えた高品質を求めつつも価格破壊進行中という。

エロ本自販機

昔のおもちゃはええかげんな品質のものも平気で売っていたという話から、なぜかエロ本自販機の「品質」懐旧談へと飛躍。釣銭が出ないとか音がデカいとか(苦笑)。売られている雑誌のグラビアはオバさんオンパレードでトホホな思いをした等々ほろ苦い思い出の数々。
オバチャンであっても写真が付いているのはまだ良い方で(今だったら熟女として十分許容範囲内だろう)、その手のご本は大抵はエロ劇画のみであって、想像力を総動員する一方で悶々としていた青かった当時を私も思い出しては微苦笑。

世知辛い

リスナーよりタレコミで眞鍋かをりフードアナリストの資格取得の件。タレントも生存競争に必死な世相を反映という解釈。加えるに、みのもんた氏が来春「おもいッきり」を降板、とか、掛布さんが市税滞納で自宅一時差し押さえ、とか...。
厳しい世情と言えば、誠氏のご近所で30億円の豪邸が売りに出されるも買い手がつかずに絶賛値下げ中とのこと(ひょっとして武富士豪邸のことか??)。なんでも誠氏曰く、株か先物オプションかの取引失敗がその背景にあるとかないとか、ということで、例によって誠氏がしたり顔でデリバティブ取引の講釈を垂れる。2009年は厳しいぞぉー、ってか。