(余談) 東京公演 (総評等)

毎年恒例であるが、本日開催されたサイキック・ミーティング東京公演(於九段会館)の模様を今日以降3日間に分けてレポートしたいと思う。
ただし、昨年は自分でも驚くほどの記憶力を発揮して8割、いや9割方は網羅していたと思うが、今年はいまひとつ盛り上がりに欠ける内容というせいもあってか、ちょっと気合いが入っていない状態だったので昨年より再現率は落ちるかもしれません。

会場の雰囲気など

あと1日2日ずれていたら台風直撃を喰らって少なくとも夜の部は開催が危ぶまれるところであったが、運良く回避でき、なおかつ台風一過の割には湿度も低くて爽やかな快晴に恵まれた。隣の武道館ではPlastic Tree(全然知らん)というバンドのメジャーデビュー10周年記念コンサート目当てにゴスロリ系の女の子がうじゃうじゃと沸いていて付近の喫茶店やら休憩場所を占拠していたので鬱陶しいことこの上なかったのが玉に瑕ではあったが。
今年の東京の観客動員は昨年よりも確実に上回っていたであろう。私は昼夜とも当日券で入ったのだが、3階席は昼で4割ほどの入り、夜に至ってはほぼ満席状態であった(昨年は夜でも4割程度しか埋まっていなかったように記憶する)。昨年が特殊ケースだったかもしれず、来年以降は東京でも夜の部の当日券は早めに確保しておかない限りは入場できない可能性がある。もっとも、なぜか昼の部が人気薄なのは変わらない傾向。内容の充実度と人気が反比例しているようで、サイキッカーって本当に不思議な人種だなぁと半ば呆れる。
その他ちょっと気付いたところを追記:

  • 今年は気のせいか女性客がえらく少なかったような印象を受けた(毎年そうだと言えばそれまでだが)。小太りなオタクっぽい男性客ばかりが目立つこと、目立つこと(苦笑)。ここ数年では肥満度一位かと思えるほどに。サイキッカーのお見合いパーティーで相手がこんな方々ばかりだと女性サイキッカーもさすがに引くかもしれんなぁなどと苦笑。
  • 開演前のアナウンス放送がなんか痛々しかったのよ(笑)。例の特製バスタオルを売らんがために、「今年の夏のビーチはこれ(例のバスタオル)で決まりっ!! ...サイコウッ!!(語尾にはいずれもエコーが掛かっている)」と松竹芸能のお姉さんが連呼。席に直行した私は残念ながらタオルの実物を拝見せず仕舞いであったが。来場者に無料で配布された「具が出てまっせリア・ディゾン」をモチーフにしたステッカーのデザインはここ数年では一番の出来だったとは思う。
  • これも開演前のアナウンスでおやっと気付いたことだが、質問アンケートに関して「他の客の質問を盗み見ないように。また答をこっそり教えたりしないように」などと例年になく注意を促しておった。洒落なんだろうけどね。

内容に関して全体的な印象

一言で片付ければ、今年の東京公演は昼夜通してしつこいくらいにゲイ・ネタ一色であったという印象が強い(いや、毎年のことか(苦笑))。そのせいもあってか、あくまで個人的な感想だが、ちょっとマンネリの度合いが酷くて、正直昼夜共にあまり面白くなかったです。少々残念。
昼の部は浅草キッドが新鮮な話題を提供してくれる分まだ刺激的でもあり許容範囲内ではあるが、夜の部でゲスト不在になると「毎年同じようなこと言ってるやん」という繰り返しのダレ気味で、私はかなり不満足だったですよ。率直に言って夜は3,500円の価値はないなぁと再認識させられた次第(2005年の感想でも同様な指摘はしていたのだが性懲りもなく...)。来年からは夜の部はパスしますわ。
あと、これは毎年思うところだけど、それほどメジャーな人でなくともよいからゲストはたまには違う方も呼んで欲しいと痛感する。私の好きな浅草キッドには不満はないが、ちょっとは違う血を混ぜないと、毎年モーホーとヅラネタばっかりではいかがなものか、という気が。
明日は昼の部概要を記す。つづく。