啓蒙モードの竹内アニキ

10日ぶりの更新再開。ちょっと間延びしてしまったが。
今回の放送は参院選挙の投票終了前に収録したらしく、自民党が40議席割れの惨敗という選挙結果を受けての感想コメントは次週以降に先送りされた。誠氏は批判的スタンスで痛々しい丸川珠代の当落を気にしていたが、結局滑り込みセーフで当選、次回放送で色々と罵詈雑言が吐かれることと思う(苦笑)。いやまったく、こんなお調子者、日和見主義者を当選させてはいけないはずなんだけど...。

放送短縮の告知

来週と再来週は、例によってアンテナ工事の影響により、1am-2amの1時間放送となるとのこと。再来週13日の怪談特集が1時間に短縮されるのは少々残念。恐らくゲスト出演はなさそうである。

光市母子殺害事件

些か遅れ馳せながらの題材ではあったが、光市母子殺害事件の高裁差し戻し審における被告人と弁護人のトンデモ弁論に関し、敢えて極論を言えば市中引き回しの刑でもよいくらい、と竹内氏が舌鋒鋭く大批判を展開した。要は被害者感情を逆撫でる被告人と弁護団の主張に強い異議を唱えていたのであるが、基本的に巷間(ネット上含む)飛び交っている批判・非難と大差なし。

オタクの生態

探偵ナイトスクープ」などの取材で出会った変り種の研究者、というかニッチなオタクについて。カタツムリ研究者とかキノコ研究者など。仲間内に気兼ねしているせいなのか、功績を独り占めしようとせず、カメラの前で研究成果を語る際にはほぼ例外なく「われわれ」を主語にして話す人が多いらしい。これはいかにも日本的。
取材中に偶然遭遇したカタツムリの非常にレアな交尾シーンに一同興奮したというような逸話が紹介されたが、昨年だったか、ナメクジのこれまた非常に珍しい交尾シーン(たぶんカタツムリのそれと同じと思う)がYouTubeにアップされて話題を集めたことを思い出した。

今週のクイズ

自分に対するちょっとした批判であってもテレビ局に文句を入れる夫婦共々クレーマーな芸能人は誰か(執筆活動もやってる)。
先週のクイズと解答: 最近六本木で暴れていると噂される某芸能人のそっくりさん。答は「妻夫木聡」とのこと。言うまでもなく、狼藉をはたらいているのはそっくりさんの方であって、ご本人には何ら罪はない。念のため。

映画監督たるもの

先々週来話題に上がっている映画「トランスフォーマー」(4日公開)について。事前の期待と人気を反映しているのか公式サイトが激重で、今現在は事実上アクセスできない状態ですわ。
平野氏の情報によれば、ジャパン・プレミアに使用予定のイリュージョン・マジックもどきの前座映像が制作費2億円を投じた割には大変ショボい出来具合で大ブーイングを受けており、本作もその煽りを受けかねない懸念があるとのこと。
竹内氏は、車の爆破シーンをCGIで誤魔化さずに本物の車を使用して実際に爆破させるメーキング映像を目にし、「無茶しよるな」と度肝を抜かれた旨熱く語る。これに関して平野氏は、マイケル・ベイ監督がもともとカー・アクション撮影の名手だという裏話を披露。
トランスフォーマー」に溢れ出ているこのような良い意味での無茶、CG含めて飛びぬけた徹底ぶりを胸に受け止めた竹内氏は、「映画監督なんてものは変に良識があったら出世できへんのよ」と監督論をひとしきり打つ。一応これは同意できる。邦画界で「XX制作委員会」方式が流行している状況はちょっと危ないな、とも思うのは同じ理屈。監督が存分にハジケて冒険できる余地が狭められ、最大公約数的な無難な、それこそ「良識」におもねった作品しか生まれない危険性があるから。これでは予算だけではなくメンタリティの面までハリウッドに適わないことになってしまう。

浜村淳に鈴を付けるのは

リスナーからタレ込み。浜村さんが「ありがとう浜村淳です」にて、アニメ映画「河童のクゥと夏休み」の結末を「別に隠すほど大したことではない」などと強弁して堂々とバラしてしまった件。
原恵一監督の長年の構想を数秒で一刀両断してしまうほどの恐るべき鉄面皮、という「浜村さん劇場」はもはや今に始まった話ではないのであるが、ここまで来ると「そろそろ誰か注意すべきではないのか」と誠氏ら、同じ映画評論家でもある平野氏をけしかける(苦笑)。元来浜村さんの趣旨は「映画館に足を運べない人にも作品を楽しんでもらおう」という親切心に由来するらしいが、そうであるなら「浜村さんは過去の名作を語るべきであって、新作はあかん(手を引くべき)」。
思うに、よく今まで訴えられなかったもんやなぁと(苦笑)。顔を合わす機会の多い邦画関係者はともかく、洋画、ことにディズニー(笑)とかからの抗議は大丈夫やったんやろか。といっても、関西ローカルでしかもラジオと来れば、ほとんど誰も気付かんのやろね。芸能ニュースなんかもそうだが、関西は遠慮なしの半ば無法地帯だしな。

怪談特集前哨戦

とあるバラエティ番組で語られたネタを巡って。グラビア・タレント数人があるグラドルの家に集まり、別のグラドルが彼女のファンからプレゼントされたという自画撮りDVDを見てみると、男が部屋の中で大声で叫んでいる様子が延々と流れる。それを目にした当の彼女が驚愕、「これ、私の部屋だぁ!!」と思わず叫んだというストーカー恐怖譚。竹内氏曰く、話が出来過ぎの感あるので恐らく都市伝説であろうと。私もそう思う(得体の知れないラベルなしのDVDなぞ気味が悪くて観ようと思わないだろう)。
触発されたのか、その後誠氏の怪談めいた話に展開。誠氏が家の近所の公園でウォーキング中、高木ブーにも似た真っ赤な雷様の格好をした、実に奇妙な女性がベンチに座っているのを目撃、訝しげにふと目をやると「私は罪深き女性です。私を断罪せよ」と書かれたプラカードをぶら下げている。ところがその周囲で遊び耽っている子どもたちはまるで彼女の存在に気付かぬかのように無視している様子。「これって見えてるのはオレだけなんか? 幽霊なのか??!!」。 当のベンチでは「彼女」以外に、着物姿の老婆と、この老婆とはまた別人で三つ編みにした真っ赤な髪の毛の老婆も目撃しているのだが、いずれも子どもたちには気付かれている様子はなかったと。竹内氏、そのベンチはひょっとしたら魔界の出入り口ではないかと疑い、旧作ホラー映画「センチネル」を引き合いに出してもっともらしく解説し、誠氏を恐怖のどん底へと叩き落す(苦笑)。この公園の近所ではもっと怖いエピソードがあったらしいが、それは次々回の怪談特集で明かされるということ。
これに酷似した話で、ジローラモ氏がジョギング中にカフェで見かけた女性に声をかけるも彼女はどうやら幽霊で、ジローラモ氏にしか見えてなかったらしく、店員から「一人で何をしゃべっているのか??」と注意された、という逸話も紹介された。