死ね死ね団の恩讐

川内康範先生

例の「おふくろさん」騒動。誠氏ら、意固地なご老人を怒らせて案の定話はこじれたと失笑しきりであった。川内康範の人となりについて知るべく、レインボーマン死ね死ね団のテーマ」と「ヤマトタケシのテーマ」を流す。
川内氏は「森が歌うのはまかりならん」の一辺倒だが、誠氏もちらりと述べたように、JASRACの規定通りに著作権料を支払いさえすれば、(歌詞を改変しないでオリジナルのままで歌う限りにおいて)誰が歌おうが勝手である。むろん、たとえ改変せずに歌うとしても、こんなこじれた状況で森進一が強行突破しようものなら、刺されることを覚悟しなければならないのだろうが(苦笑)。

大友克洋

大友克洋監督作品「蟲師」が話題に。サイキッカーである大友氏に対する遠慮もあろうが、概ね好意的な評価をしていた。ストーリーというよりも映像美で魅せる作品といった印象。だが、例えばYahoo!ユーザ評ははっきり言って辛口である。是々非々で良くない点もはっきり指摘すべきではないかと思うのだが。大友氏を神聖視するような態度はちょっとよろしくないなぁと思う。
公開前なのでYahoo!ユーザ評(試写会評)を閲覧する限りでの感想だが、大友氏は映像表現の技巧に走り過ぎていやしませんかね。技巧ありきで、肝心のストーリー/脚本がないがしろにされているということはないのだろうか。私はアニメ大作「スチームボーイ」もそういう感想を拭えなかったですよ(確かにアニメ技術的には素晴らしいと思うがプロットは陳腐ですごく退屈であった)。

福本伸行

誠氏と竹内氏、「カイジ」で有名な漫画家の福本伸行氏に会う機会に恵まれる。福本氏はなんと誠氏の大ファンらしく、誠氏を目の前にしてかなりはしゃぎ気味であったとのこと。
福本氏の漫画は、絵はそれほど上手くないかもしれないが、とにかく心理描写が心憎いほど上手いことにいつも感心させられる。名うてのストーリー・テラー。そういうところが奇しくも前述の技巧派大友氏と真逆というような印象を与える。なんというか文学以上のインパクトがあって、いまどきの若手新人小説家が束になって掛かっても太刀打ちできんだろう。心理描写の妙は、ギャンブル漫画の金字塔とでも言うべき「カイジ」のみならず、まったくテイストの異なる「最強伝説黒沢」でもしっかり発揮されていた。真面目な話、金融関係者は、新人トレーダーの必読書として「カイジ」をリストに含めることをお勧めする。

アカデミー賞

米アカデミー賞で日本勢不発の件。
事前の期待が高かった「硫黄島からの手紙」は音響編集賞のみ。作品賞を逃がしたのは残念だった。戦争がもたらす狂気と理不尽さ、運命の不条理さがよく描かれた秀作だったけど。渡辺謙もさることながら、二宮和也くんの好演を高く評価したい(キムタクより断然良い(苦笑))。一部地方を除いてロードショーも明日9日で終演というところがほとんどだが、早くも4月20日にDVDがリリースされるそうです。
「バベル」の菊地凜子は助演女優賞取れず。サイキック青年団の関係者の間では彼女の演技力評価は今一つで、結局のところ、大胆全裸ヌードと陰部剛毛(苦笑)露出の思い切りの良さが評価されただけとちゃうんかい、とややシニカルに受け止められていた。4月28日ロードショー公開されたら、そうした力量の限界が日本人観客に露見してしまうのではないかとの指摘も。平野氏、「手入れをしてなさそうな剛毛なんです、ナチュラルなんです」。ある種のオリエンタル・マジックやと(笑)。私が萎えてしまいそうな「ケツの穴までビッチリ」ってやつかぁ(苦笑)。Yahoo!ユーザ評の「具が出まっせ」には思わず爆笑する。

今週のクイズ

ある芸能人の誕生パーティ。主催者は、1000万を元手に30歳手前にして投資活動で何百億もの資産を築いたらしいあるお兄さん。1000万はする高級時計をプレゼントしたと。この誕生会を開いてもらった芸能人は誰か。
個人的には「お兄さん」の方に興味あるな。これ、まさかBNFことジェイコム男のことか。

絶妙のタイミング

誠氏、先週2月28日の一気暴落の正に前日に、長期保有目的で優良株を仕込んでいたらしい。先物ではなくて現物株だったからまだ救われたと自分に言い聞かすも、半ベソをかく(苦笑)。週明け月曜日に再びドカンと来たから、その時は一体どうしていたのであろうか...。
誠氏言うように、現物株投資だったことが不幸中の幸い。余裕資金の範疇で投資している限りは、現物ならば持ち堪えようと思えば持ち堪えられるが、信用取引かあるいは指数先物だったらレバレッジが効いているのであっという間にマイナスに沈み込む上に、毎日mark-to-marketして(証拠金の不足分は)キッチリ清算させられるので、長期的に見て結果オーライだろうがなんだろうが関係ない。恐らく死人続出だったろう。

卒業

竹内氏、2月末をもって「おたくの殿堂」との契約関係解消に至る。別に喧嘩別れしたということではなく、期間満了に伴うものらしい。
これを受けて、好評のサイキッカーお見合いパーティーは「おたくの殿堂」を離れ、竹内氏と誠氏の司会で継続イベント化する方向。次回は3月21日を予定(場所未定)。問い合わせ先は、OTAMP/オタンプ(電話06-6643-7620)。

日本アカデミー賞 (1)

シンプレの渡辺裕薫があるラジオ番組で、自分は日本アカデミー賞協会会員だから毎年投票しており、今年も新高輪プリンスホテルの会場まで足を運んだ、と述べていた件。協会サイトの「日本アカデミー賞概要」ページ下部に「協会会員資格」についての記載あり(会費詳細は不明)。渡辺氏は映画通らしいので、ひょっとしたらプレス・評論家枠で登録したんとちゃいますか。

日本アカデミー賞 (2)

今年の日本アカデミー賞は、大手資本系列ではないシネカノン配給の「フラガール」が席巻した件。元来大手4社の持ち回りではないかとその談合体質に対する批判が絶えなかった中で、今年は良い変化が見られた、というような話も。2週間ばかり前にも書いたが、その辺の歴史的経緯と現状についてはWikipediaの記載に詳しい(どちらかと言えば批判的なスタンスに立って記述されているが)。
一般人にも投票の門戸を開いたという話が出ていたが、これって以前からある「話題賞」のことじゃなくて? 協会のサイトがまたそっけないことこの上なく、そういう情報がまったく掲載されていないとはいかがなものか。

村上春樹

リスナー情報。関西出身の村上春樹氏が「海辺のカフカ」作中において、「モーツァルトはズラ」、「ミッキーは版権に厳しい」というネタを仕込んでいることから、氏はひょっとしてサイキッカーではないか、という妄想。いやぁ、その「モーツァルト」は「ナニワのモーツァルト」じゃないだろうよ、きっと(読んでないから勝手な想像だけど)。モーツァルトに限らず当時の西洋男性はほとんど皆ファッションとしてのズラを着用していたことはよく知られていることだし。

悪役

悪役待望論の続き。リスナー一押しで、北村一輝が新・悪役代表として推薦される。今期も「わるいやつら」出演でいい味出してます(が、視聴率低迷のため明日9日で打ち切りだ)。昨年のTBSドラマ「夜王」におけるホスト「聖也」役はあまりに濃かった(笑)。ただ、芸域が狭いというか、どのような役も同じような演技に見えてしまうきらいがあって、そこが個人的にはちょっと気になる。それをカバーするには、敢えて悪役に徹し切る勇気を持てるかどうか...。

極太りの謎

誠氏の大いなる疑問。例えば100kgもの太った方(特に女性)は、どこでどういう判断を下した結果そのような諦めの境地に至ったのであるか。普通は限界を超える以前にどこかの時点で「ヤバい、痩せねば...」というストッパーが働くと思うのだが、と。境界線は、若い異性の目に晒されているか否か、かなぁ。