(余談) U-15追記

先週のサイキック青年団でU-15ロリの話題が出たところでsynchronicityというか単なる偶然だが、昨晩日テレ系「ジェネジャン - 10代の生と性」なるテーマの特別討論番組に、U-15のTバック水着モデルの先駆者とでも言うべき泉明日香とその母親(彼女のマネージャーをやってる)がゲスト参加されていたのをたまたま拝見した。
案の定「いかがなものか」とばかりにかなりコテンパンに批判されていたのだが、当の母娘はとにもかくにも芸能界にいち早く足掛かりを得たい一心で必死にもがいている健気な様子であるところを見ると、個人的には「本人達が納得づくでやってる限り周囲がとやかく言うべき筋合いはないなぁ」という印象を受ける(といっても積極的に応援する気にはなれないが)。なんでもお母さんは結局芽が出なかった元芸能人であり、また幼児虐待の経験があることを告白していた。この母娘の場合にはそういう親の敵はなんとやらというような勢いもあるのだろう。正に”There is method in their madness.”という感じである。
ただし、どう贔屓目に見ても無理(無茶??)をやってるような様が痛々しい上に、ファッション・モデルへの転身という本人の希望をかなえる観点から考えて、そもそも若年Tバックモデルのエロ・イメージが固着するような活動が(メディア露出としてはいくら手っ取り早いとはいえ)果たして長期的スパンで実を結ぶ戦略として有効なのかどうか、かなり疑問ではある。結局一時の徒花、歳を重ねるごとに消耗品として擦り切れてしまい、退場を迫られるのがオチだからである(そういう可能性が高い)。この点に関し、討論参加者の武田鉄也が「成長するには時間をかけた熟成が必要」という趣旨の発言をし、荻野目慶子が「仮にモデルを目指すならば若い時には裸を晒すよりも文学や哲学などの教養を身に付けて内面を磨き上げる方がはるかに重要ではないか」という旨のアドバイスをして諭していたのはまったく同感である。もっとも、こういう努力を重ねたとて、報われずに花を咲かせないで終わる確率が高いのが気まぐれな芸能界というか人気商売の辛いところだと思うが。