(余談) 「デビルマン」追加メモ

2週間ほど前にYouTubeにアップされた「日本オタク大賞」(2004年を総括した第4回)のライブ画像の断片中、映画「デビルマン」の裏話が展開されており、なかなか興味深いというか軽妙洒脱な笑える話が飛び交っていたのでご参考まで。

唐沢俊一:(那須監督が「デビルマン」以前に関与したヘタレ作品に関する言及があった後)なんでそういう監督がデビルマンみたいなヒットを約束されなければいけないようなものを...??
ドリー尾崎:それはねぇ、あのー(東映)社長とゴルフ仲間だっていう話で...。
(会場大爆笑)

因みにドリー尾崎氏の背後に見え隠れしているのは、いわゆる経歴詐称疑惑で地に堕ちた切込隊長こと山本一郎氏である(苦笑)。
なんというか口コミ社会現象になった感のあった実写版「デビルマン」であるが、Wikipediaのまとめ記事は痛い所突いてる:

これは「無名よりも悪名」とばかりに悪評をも売り上げにつなげる現代型のマーケティングの手法が奏功した典型的な例といえ、マーケティングの発達に伴う消費者の主体性喪失という問題点とともに銘記されてよい事案である。

まぁこの映画に限っては、付和雷同で思わず乗せられてしまうという受身な「消費者の主体性喪失」ということよりも、単に野次馬根性的なある種の祭だったような気もするが。
なお、同じ日本オタク大賞から2004年4月のシーンを振り返って討議している場面もアップされていて、こちらも話題の「デスノート」裏話等々結構面白いです。