精神苦行としての裁判傍聴

村上おなか一杯

案の定冒頭から村上ファンドインサイダー取引疑惑の件。話盛り沢山なので以下箇条書きにてメモ:

  • 「聞いてしまったという程度でインサイダーになんのか。こんなんやったら(TBS/楽天等々)村上ファンドだけが問題視されるのはおかしいんちゃうの??」。至極もっともな疑問(これに関してはisologueの記事でほぼ代弁されると思う)。私も村上氏がインサイダー取引容疑で逮捕された5日までは同様に何やら釈然としない気持ちがあった。いわゆる「法の選択的適用」という国策捜査であり、「結局出る杭は打たれるっていうことなんかい」とイヤ〜な気分に陥る。しかも世論とその意を受けたマスコミは金持ちに対する妬み嫉みが混じったバッシング一色。そういう意味ではサイキックでの取り上げ方は、素人的に裏読みしつつもバランスが取れていて些かほっとする。
  • 氏の逮捕後今日までの報道で、ライブドアによるニッポン放送買収劇の裏面が剥がされて行くのを見るにつけ、実は焦点はインサイダー取引それ自体よりもむしろ相場操縦とか馴合売買なんじゃないかという印象を受ける。要はマッチポンプやったんやと。もし真実だとすれば、これはかなり悪質であって、とても残念であり裏切られたという気持ちを禁じえず。
  • それでも私が世間のバッシング風潮に同調できず、「残念だ」と思う感想の由来は、村上ファンドの功の部分を敢えて積極的に評価したいから。これは私ごときがごちゃごちゃ書くよりも「村上ファンドの功罪の功はなぜ語られないの?」でほぼ言い尽くされているのでご参考まで。公益企業ということに胡坐をかいて、十分な資産活用をして来なかった鉄道コングロマリットという上場企業の自己欺瞞を突いたことも功の一つ。阪神は一例に過ぎない。
  • でもねぇ、もうちょっと当たりを穏やかに、少なくとも世論を敵に回すような言動を慎んでおれば展開が随分と違っていただろうに、とも思いますよ。そういう想像力を働かすのもビジネス・センスの一つでっせ。M&Aだ、金儲けだといっても人間相手だから感情的あるいは生理的に嫌われたらどんな正論吐いても聞く耳持ってくれないし。そういう意味では、誠氏らも指摘していたように、阪神タイガース上場ぶち上げが正に虎の尾を踏むということになってしまったわけなんだなぁと。
  • 村上氏が会見で「阪神と阪急の統合効果なるものはいまだによく分からない」と吼えていたが、これはなんとなく同意できる。阪急にしたって、阪神の不動産が欲しいわけで、本音を言えば鉄道部門は要らないはずだわ(だって競合しとるがな)。鉄道だけをもともとの結婚相手と目されていた京阪か近鉄に売っ払うとかいうことも考えないと株主の理解を得られるかね?? それで収益向上策を突き詰めて考えると、結局村上ファンドの提案と大差ないということにならないか。まぁ阪急グループはこれを契機に借金1兆円生活に逆戻りだが、ほんまに大丈夫なんかい。せいぜいJR西との死闘を楽しむとするかね(苦笑)。
  • 蛇足。村上さん、華僑の子孫だったんだ。知らなかった。いや、だからどうこうと言うつもりは全くないけど...。

UPDATE (6/8): 只今株式市場は絶賛暴落中。まるで村上氏の呪怨だな、こりゃ。誠氏の悲鳴が聞こえる(笑)。
UPDATE (6/8): 2chの鉄道板などをつらつらと眺めていたら、阪急と阪神統合の具体策として「宝塚歌劇団に虎組新設」という妄想があり、爆笑す。ナイス(笑)。

ケン疑惑

もはや狂ってるとしか表現の仕様がない、まんまパクリの洋画家和田義彦氏。「恐らくスギ氏とは痴情のもつれやろ。ケンの関係やったんや」。「ケン」とは「ケンさんの関係」という意味であり、つまりホモ達だと。すごい妄想(笑)。
しかしながら過去には受験生にまで手を出すセクハラ騒動もあったらしいから、凄まじいほど病的なオンナ好きというか色情魔であって、とてもケンの気はないと思う、むろんバイじゃなければの話だが(苦笑)。

本年サイキック・ミーティング日程

以下の通り決定される:

  • 8/13 厚生年金会館大ホール(大阪):私は残念ながらこの聖地巡礼(?)には行けそうにない。
  • 9/9 九段会館(東京):昨年会場に使われたお隣の千代田区公会堂は老朽化のため取り壊しとなるらしい。私は今のところ昼の部のみ参加予定。昨年同様この場で概要をレポートしたいと思う。
  • 10/15 円山野外音楽堂(京都):昨年「周辺から苦情が来ていて野音開催は最後かも」などと弱音を吐いていたが何事もなかったかのように(苦笑)。個人的には多忙期の可能性大なんだが、今年は都合が付けば是非馳せ参じ、野外の開放感を味わいたいなぁ。もちろん、概要はレポートしたいと思う。
  • 12/10 中ノ島中央公会堂(大阪):さすがにクリスマスは時期が悪いと(笑)。これは行きません、たぶん。

裁判傍聴

後半は大川豊阿曽山大噴火がゲスト出演。裁判傍聴談議をひとしきり。似たような話は昨年にもやってましたな。殺人事件などの裁判傍聴は結構精神的に堪えるらしい。

ニートな桃太郎

NHK「おはなしのくに」で先頃放映された「ももたろう」はニート対策用の説話ではないかとの疑惑。いや、粗筋を読む限り、これはたぶん愛国心喚起のメタファーじゃないのか。教育基本法対策??