(余談) 北京原人とSM、点と線(笑)

取っ掛かり

遅まきながら今月初に鑑賞した「北京原人」における片岡礼子の中途半端な上半身乳出し演技が妙に頭から離れず。彼女はなぜこのような珍作に珍妙な上半身ヌードで出演しなければならなかったのか(苦笑)。あれが初披露だったのか。だとしたらあまりにも哀れではないか。一体彼女は何者か。それほど芸能界に明るくない私はいつの間にか、片岡礼子の裸体の妄想から逃れられない状態に陥っていた...。

すでにやってもうたのよ(1)

ふとしたきっかけで、Vシネマキリングエンジェル 夢犯」に巡り会う。これは本当に偶然だった。そして何のことはない、本作で彼女は体当たりの濡れ場を演じていたのだ。ラスト付近の三浦洋一(故人)との絡みは存分に拝ませてもらったぞ。もっとも、ただそれだけの価値しかないような映画であったが(苦笑)。95年の制作、DVDリリースは2002年。つまり驚くべきことに、97年の「北京原人」制作の2年前、これほどまでに全開(全壊?)していたわけである。不思議なもんだ。「北京原人」のあの珍演出からはまったく想像がつかなかった。
蛇足その一。鶴見辰吾がワル役で出演、全開ファックするという珍しいシーンもあり。
蛇足その二。「キリングエンジェル 夢犯」は彼女の公式サイト上出演作品リストから抹消されている。「北京原人」は掲載されているというのに(笑)。汚点とでも思っているのか(まさか)。普通逆じゃないのかね(苦笑)。

すでにやってもうてたのよ(2)

それでそこそこ満足していたら、知り合いからお前は「愛の新世界」を知らないのか、との指摘を受けた。なんでも、日本初(!!)のヘアヌード映画だそうだ。しかも、現在サイキック青年団では話題の途切れることがないSMがモチーフの一つになっていると。94年の作品。ええっ、そうだったの? 「キリングエンジェル 夢犯」制作の前年である。もうヘア・ヌードやっとったんかい。その路線で行っとけばよかったものを、「北京原人」でケチ付けたんやなぁ。恐らく、小品ばかりでハジケきらずに低迷していたところ、東映メジャー作品出演という餌にありつき飛び付いいてみたものの...、といったところか。出る作品を選んでる余裕などなかったと察する。
DISCASでDVDレンタルしようと思ったが、残念なことに品薄状態で今すぐは借りられず。まだ観てない。それほどメジャーな作品というわけでもない上、DVDリリースから既に5年が経過しており、買おうにも入手困難な模様。女性に人気があると聞いた。SMの勉強がてら(苦笑)後日鑑賞する機会があったら少し感想を追記しておきたい。写真家荒木経惟を偲びつつ。
蛇足。鈴木砂羽は本作でデビューしていたんですね。この方、時々TVドラマでお顔を拝見することはあったが、まさかこんなヘア・ヌードのSMモチーフ作でデビューを飾っていたとは今の今まで知らなかったよ。
気になった俳優の出演作品を探る冒険をしてみると、結構意外な発見があるもんだなぁと我ながら感心する。いくつになっても好奇心は大事ですわ。