株式投資と濱口の断末魔

濱口だまし

来る4月8日放映予定のめちゃイケ特番企画「濱口だまし第8弾」について。大掛かりな舞台装置で1ヶ月に及ぶ芝居工作が終了しての収録明け。メインのだまし役でもあった誠氏が内輪話を披露、よゐこ濱口優の純粋かつ素直な性格と疑うことを知らぬ騙されっぷりにあきれるやら感心するやら。
やや大袈裟に言えば、金融取引やビジネスにおいて無知ほど怖いことはないという悪例を地で行く感じ。それでもこの種の金融取引で舞台設定された場合、濱口の愚かさ加減を他人事のように笑い飛ばすことができる人は案外と少ないのではないか。ここ数年怒涛のように巻き起こってきた株式市場を巡る象徴的な出来事(外資ファンドの攻勢、M&Aブーム、大衆化した信用取引粉飾決算ライブドア事件の蹉跌等々)をテンコ盛り状態でネタにしているようなので興味をそそられずにはいられない。普段は「めちゃイケ」なぞ絶対に見ない私であるが、これだけは例外となりそう。
UPDATE (4/9): 見たけどまるで幼稚園児向けの子供騙し、大したことはなかった。ということは、こんなんに騙される濱口優って一体...。ええ歳してものを知らんちゅうのはほんまに怖いわ(苦笑)。

人間の性欲

新潮45最新号からゲイやSMプレイ・ネタ。恐らく同号特別企画「セックス博覧会」を読んでのことと思われる。お尻に色々な異物を挿入する人、小動物虐待といった身の毛のよだつSMプレイなど。
後者のおぞましいSMプレイで思い出したのが、かの神戸須磨児童連続殺傷事件である。あの少年Aは猫や被害者の坊やをバラしながら勃起、射精したとも言われる。SMやスカトロ・プレイを見れば分かる通り、あるいはアナル・セックスにしたってそうかもしれんし一般に不倫もそうだろうが、多かれ少なかれ性欲には背徳の悦楽が潜んでいることぐらい容易に想像できる。この背徳の快楽が行き着くところに殺傷欲が顔を出すのだろう。例えばキリスト教が禁欲主義である理由は、ひょっとしたらこのような性欲の裏側に潜んでいる背徳欲(つまり人間が悪魔になる瞬間??)を恐れているせいかもしれない、と勝手に妄想してみる。

匕首突きつけられて

40歳男性リスナーからの相談。交際9年の彼女に結婚を迫られるが「このままでええやん」と返答すると泣かれてしまい、どうしたもんかと。誠氏、開口一番「長期交際カップルの結婚生活は破綻するケース多し。ときめきや新鮮味がまるでないから」。このような冷厳たる経験則を認めつつも、「(断る積極的な理由がないのであれば)一度結婚してみよ。それで仮に後々離婚に至ったとしても相手の彼女もあきらめがつく。もし結婚それ自体を忌避したいのであれば、彼女ときっぱり別れて相手の呪縛をも解いてあげるべき。いずれにせよ二者択一しかありえない」。
まぁ内縁関係を維持するという都合のよい選択肢もないわけではないが、それはそれでもちろん相手方の覚悟も要求されるわけで、法律婚制度のこの日本では夫婦別姓でキャリア志向のカップルでもない限り難しいだろう。だとすれば、現実解としては結婚するかきっぱり別れるかのいずれかしかないという判断は妥当だと私も思う。彼女にとっては子供の問題も切実にあるだろうし(高齢出産リスクの足音がヒタヒタと...)。
ちょっと皮肉な見方をすると、この40歳男性リスナーは、彼女から有無を言わさぬ結婚を迫られた時点で、ひょっとしたら彼女から心が離れて冷めてしまっているかもしれないわな。婚姻届なんて持ち出された日にゃ(苦笑)。その冷めた気持ちで彼女の尻に敷かれながら結婚生活を営むか、独身生活を謳歌(?)するか。図らずも究極の選択になってしまったと。だから誠氏指摘するように、結婚するか否かは、長くても交際2、3年程度で踏ん切りを付けないと、知らぬ間に究極の選択と化してしまい、ますます決断できなくなるという悪循環に陥るのだろう。個人的な反省も込めて(苦笑)。