大槻ケンヂが遊就館を激賞

帝国主義大作戦

綿いっぱいの愛を!」を引っ提げ久々の大槻ケンヂ登場。嬉しいことに最近ゲスト多し。以前指摘したように、倦怠(or 険悪)ムード打破にはゲスト出演を増やすのが最善。良い傾向だ。

遊就館に行こう!!

オオケンはいずれ特攻隊をテーマにした話を書きたいらしく、先だって靖国神社内の遊就館に赴き、いたく興奮。反戦の想いを新たにしたというよりも、戦争のバカバカしさ、狂気と紙一重の滑稽さに感動ひとしきり。白眉は水際特攻隊「伏龍」と「花子さん人形」であったとのこと。「(エピソードとしては)すごい面白い。インパクトがある。ディズニーランドに行く暇あったら絶対見に行くべし!!」。
誠氏同様、私もオオケンの推薦文句に釣られて改めて観に行きたくなったではないか(実は学生の頃に一度物見遊山で行ったことはあるがオオケンほど鮮烈な記憶は残っていない)。ここのグッズはお宝にできそうだし(笑)。ついでだから9月のミーティング時にもう一度行ってみるか、靖国通り挟んで神社の向かいにある昭和館とあわせて。両方ともミーティング会場の千代田区公会堂からは至近距離。

草の根色恋ビジネス

底辺の「草の根ビジュアル系」は面白い、というかすごい進化を遂げたという話。「色恋営業」で物品販売、バンドが主軸から余技になり、結局形を変えたホストクラブと化していると。オオケン、「できれば俺も参戦したい(笑)」。
男対象にはメイドホテルプレアイドル専門のライブハウスが用意されている。以下、続き。

熱海のメイドホテル

萌えブームがいつまで持続するかは分からないが、少なくとも目先このホテルはバカウケすると思うよ。キャバクラやその他風俗店に抵抗ある全国の童貞顧客層を着実に捕捉するであろう。
所在地がオーシャンスクエアーというペンションと一致しているので、これを新装開店したということであろうか。一応サイト上には風俗店ではないとのご丁寧な注意書きあり。
なにやら「従業員指導に遅れが生じ」ているらしく、女性スタッフにどういう「調教」しているのか興味津々だ。一体「マル秘ご給仕」なる有料オプションで何をやってくれるのか。風俗ではないにも関わらず、男に妙な期待感を抱かせがちなサービスであるから客のあしらい方が結構難しく(と思うよ)、その辺の教育、というか対策に手間取ってる可能性はある。誠氏、「一人で行くのは恥ずかしいから皆で行かへんか??」。同感(苦笑)。

プレアイドルに群がる野郎

リッキー・フジがマスターの、市谷防衛庁の前にあるライブハウスChaku-Chaku(多分ここでしょ)で、アイドル未満小娘専門のライブやっていて、カメラ小僧がよく群がっているという話。竹内氏曰く、「(こういう草の根世界は)ファンが5人付くだけで商売になる。ホストクラブでもそうらしい」。オオケン、「(今の男どもの)生の女の子としゃべりたいパワーは凄いわ」。
女の選り好みという条件闘争からあぶれて易々と敗走した男がこういう所に必死で行き場を求めている姿が目に浮かぶよなぁ。「男は妥協するが女はそうじゃない。ステータスがあるかどうか、スポットライトを浴びているかどうか(をシビアに選択基準にしている)」というコメント聞いてそう思わずにはいられず。いわば自由恋愛という市場原理の副産物。萌えブームも、条件闘争から自由である純粋無垢な女の子とコミュニケートしたい、という男の妄想を多分に反映してんだろうよ。

セミ・カミングアウト続々

「いいとも!」のテレフォンショッキングにて鈴木雅之から槇原敬之へのメッセージ、「あんこちゃんによろしく」が物議を醸す(笑)。大阪では「あんこちゃん」といえば有名なニューハーフ(「ベティのマヨネーズ」のあんこ)。「ほとんどカミングアウト状態やね」。お姉オカマ系タレントのTV進出でゲイに対するタブーはほぼ全壊したようなもんだから、宮本亜門平井堅のようにNHKの意地悪な支援を受けつつ(苦笑)、分かる人には分かるようなサインで今後もチラホラ出てくるだろうなぁ、と期待(疑惑の人はたくさんいるからチラホラ程度じゃ済まんな)。「水野先生ももうええんちゃうの」(笑)。

キャバクラって楽しいかぁ??

嬢王 第2巻」を肴にキャバクラに関してオオケン、「何が楽しいのかなぁ。分かんないなぁ。お金もったいないよなぁ」としきりに不思議がっていた。同士発見。むかーし接待で連れて行かれたこともあったけどさ、話していても全然面白くないし、酒や飯が旨いわけでもなく、内心苛々していたことを思い出す。女に関してはやっぱり擬似恋愛ごっこじゃなくて最後までヤラせてくれる(苦笑)ほんまもんがいいしなぁ、むろん食事なんて言わずもがな。となると、キャバクラの効用って何なのさ。うーむ、男ってやっぱりアホですな(苦笑)。
ところで「嬢王」はストーリーもさることながら、オオケンも感嘆していたように、絵柄がエロくてなかなかよろしいですよ。だってマンスジまで描いてるんだもの(笑)。

騙されたがっている人々(1) - ガイキチ世界観

オオケンもオウムと同時期に注目していた古代帝国軍改めザイン。最近のセックス教団化報道を受けて、「コスプレ系とSMに向かってるのかねぇ」。われわれは単に幻惑しているだけなのか、エロは本来の目的である過激なテロ行為のカモフラージュに過ぎないという説もある(参考:この記事およびこの記事)。どうでもよい若貴騒動の影に隠れてしまって文春と新潮が目立った取材をしていないのはなんでやの?

騙されたがっている人々(2) - 欲ボケ

ユダヤ人大富豪の教え」でブレイクした本田健氏の講演を聴いたリスナーからの報告。良き人生には良きmentorとの出会いが必要、みたいな当たり障りの無い話にオオケン、「(そんな話だったら)キャバクラに行くよ」。「セミナーはとりあえず儲かりますな」ということで3人とも見解の一致。
この人さぁ、「金持ちになるためには、金持ちになる方法を売れ」とよく言われる皮肉を地で行ってますな。めちゃ胡散臭いけど理に適っていて賢いと思う(笑)。でもこの人の正体って信用できるのかねぇ。これだけのベストセラー作家(?)だからちょっとはマスコミも裏を取材したらどうよ。
それにしてもこの手の自己啓発セミナーもどき、あるいはその関連本の人気はちょっと気味悪いくらい。もっとも、その理由や時代背景は改めて言うまでもなく明白で、バブル崩壊後90年代を通じて旧来の終身雇用を前提とした典型的なサラリーマン人生/経済モデルが瓦解し、新たなモデルや指針を求めている人が多い不安一杯な世相を反映しているということだろう。図らずも本田健氏のインタビュー記事に同様の趣旨のことが書かれておった。この人よく分かってる(苦笑)。

騙されたがっている人々(3) - 心霊詐欺

誠氏、「痛快!エブリデイ」で接近遭遇したスピリチュアルの江原氏を指して、「だらしないデブやった。薄汚いねん。餓鬼みたいな霊が食ってるんだって言い訳しよるが、そんなんありなんかぁ?? あの人の太り方見たら信用できへんわ。霊に負ける本人ってどうなんよ」と嫌悪感むき出し。オオケン、霊的なものをどうこう言う前に「まず医者行け」。心霊は客観的に検証できないことが多いから、都合のいいように手玉に取られることがままあるわけで、「霊は何を言ってもOKだからなぁ。そういうことで偉そうにしているのはムカツクよなぁ。世の中嘘つきがまかり通るのはおかしいよ。それを信じてしまう視聴者がバカ。早く気づくべき」とのオオケンの真っ当な見解にわが意を得たり。心霊しかり、占いしかり、「運命論は信用できん。すべては偶然やろ」。以前からこのブログでも繰り返し書いているが、世の中はランダム現象に満ち溢れており、運命論の類を信用できないのはまったくその通りだと思う(これも以前書いた)。本来は偶発事象であるにもかかわらず、そのすべてに因果関係をこじつけようと説明を求めるところから歯車が狂い出す。でも人間って説明がないとこれまた不安でしゃーないのよね、で、付け込まれると(苦笑)。
江原啓之にせよ細木数子にせよ、内容も吟味せずに売れたもん勝ちで権威化される風潮に対して、オオケン、「おかしいィー!!!」を連発。マスコミのミスリードの責任も大きいと思うよ。書籍出版とかその広告出稿とかで持ちつ持たれつになるのかもしれんが、商売優先、売れたもんには弱腰でチェック機能が働かなくなっているという疑念を拭えず。1段以上のブチ抜き新聞広告がデカデカと掲載されているようなベストセラー本は、とりあえず疑ってかかるべし。