(余談) LEONオヤジから教わったこと

8日に放送された「情熱大陸」でモテ・オヤジ仕掛け人のLEON/NIKITA編集長岸田一郎氏を拝見する。そりゃその辺の同年輩サラリーマンとかに比べれば確かに格好いいんでしょうが、見ようによっては目一杯虚勢張ってるだけにしか写らず、一歩間違うと逆に無理が祟って痛々しくなってしまいそうな紙一重の微妙なバランス(苦笑)。これはLEONの提案するスタイル全般にも当てはまるような気もする。正に編集長はその雑誌を体現していると。参考までに昨年のロングインタビュー記事(これは長過ぎ)。
自分はこの手のファッション誌は立ち読みすらしたことがないので初めて知ったのだが、あまりにもモノ、モノ、モノの装飾過剰スタイルに見ていてゲップが出そうになる。岸田氏ご本人も「こんなの薄っぺらいよ」、「ブームは必ず終わる」と認めていたように、所詮はマーケティングの徒花、商売と割り切っている様子。ということは、踊る阿呆になんとやらで、LEONが本棚にあったらやっぱり恥ずかしい(笑)。
コラムニストの神足裕司氏が「だいたい40にもなってファッション誌買わなきゃならんような奴はダメなわけよ。そのダメ人間を相手に雑誌を出すとは大したもんだ(苦笑)」という趣旨のコメントを吐いておったが、言い得て妙。ダメ人間だからこそカモり甲斐があろうというもの、さすが編集長はいいところに目を付けた(笑)。今回私が読み取った重要な教訓:「儲かる商売、儲かるブームはダメ人間に目を付けろ!」。