(余談) お気に入りRSSリーダー

オープンソースRSSリーダーである RSS Bandit、コレええですわ。日本語にも対応。ただし.NET Frameworkに依存。使い易い点:

  • 巡回先のグルーピングとカテゴリ分けを柔軟にできる。階層が深くても問題ない。リーダーによっては1階層しか設定できないものもあるので、この点は整理上有利。もっとも、巡回数が少なければ、カテゴライズにそれほど神経質になる必要もないだろう。
  • 「要調査」などのフラグを立てられるので、とりあえず気になるエントリだけを選り分け、後でじっくり閲覧ということがリーダー内部で完結できる。フラグを立てると自動的に「要調査」トレイ等が作成されて便利。
  • 一覧性に優れている。記事要約(いわゆるdescriptionのエレメント)閲覧のフォーマットが非常に見やすい(XSLTを使って自分で再定義も可能らしい)。
  • タブ対応。記事本文(つまりブログやウェブページの本体)を別タブで表示。レンダリングIEコンポーネントを使っているので表示上もまったく違和感なし。

今までBloglinesを使っていたのだが早速乗り換える。Bloglinesは、個別記事の選り分け整理ができないということと、一覧機能が貧弱で、未読が溜まった際の後始末にめちゃ苦労するというのが気に入らず、なんとかならんかと悪戦苦闘していたのだ。まぁサーバ・スペースを無料で使わせてもらっているわけだから、必要最低限の機能で甘んじる必要があるのは仕方ないか。この辺は使用目的によって判断基準が当然異なってくる。Bloglinesのようなサーバ型は、巡回先情報を仲間内で共有したり、自分のブログなどに表示したい場合には重宝するが、そういったニーズが特にないなら、人気サービスだからと言ってこだわる必要もないだろうと思う。
RSS Banditにも一点不満があって、それは記事中引用リンクのクリッピング機能がないこと。これは惜しい。例えば、Slashdot等ニュースサイトでは、紹介されている元記事に遡りたい場合もあるものの、時間がないときはその場ですぐに読めない。そんな際には、元記事自体をクリッピングしておきたい。ただし、この要望には、del.icio.usを使うという逃げ道(workaround)がある。これと組み合わせれば便利です。