(余談) 「おたく展」に行く

iPod Shuffle on the Train

会期末も近いゆえ、この機会を逃してはならぬとおたく展に急いで足を運ぶ。
おたくと思しき人も含め、比較的若い人たちで大入り盛況であった。先日に特集放送されたNHK新日曜美術館の影響もあろうか。女の子のおたくにはオデブちゃんがやたら多いなぁと妙に感心、図らずも来場者自体が「展示品」になっていると(苦笑)。女の子のおたくは化粧っ気もなく眼鏡かけた小太りであるという印象が刷り込まれてしまった(これはキツいわ)。会場を巡回監視している学芸員が背丈180cmもあろうかというスレンダー美女だったので、その対比が可笑しくて噴き出しそうになる。
もっと大々的な展示を想像していたので、小じんまりとした、というか狭苦しい実際の展示にはちょっと拍子抜け。なんかレンタル・ショーケースを観に行っただけのような...。むろんレンタル・ショーケースが現代おたく文化を凝縮した象徴ということを無理やりこじつけて考えれば腑に落ちないわけではないが。他には、おたく部屋のモデル陳列(狭い!)と、コミケでよく見かける同人誌のサンプルやポスター(際どい!)展示くらいで、会場出る時「これで終わり?」と苦笑しつつ、まぁ入場料300円ならこの程度かと自分を納得させて会場を後にする。
イタリアのビエンナーレ会場では「新横浜ありな」のフィギュアが無料(?)配布されていたらしいのだが、この帰国展ではそこまで大盤振る舞いはしてくれなかった。300円なら仕方ないか(苦笑)。
その後は当然過ぎるほど当然のごとく、久しぶりに秋葉原へ直行、iPod Shuffle車体広告付きの山手線に乗って。
メインストリートをそぞろ散策。DVDソフトやゲームソフト、エロゲの集積地に様変わりしており、今まであまり意識したことがなかっただけに、パソコンが見事なまでに駆逐されてしまっている情景に改めて驚く。そういう意味では「おたく展」の視点を再確認できたと言える。ハードで目立つものと言えば、ゲーム機に携帯電話、iPodくらいじゃなかろうか(極論すれば)。今夏のつくばエキスプレスの開業と駅周辺再開発の影響というおたく以外のファクターが今後この街にどう作用するか、綺麗に改装された秋葉原駅構内でしばし感慨に耽る。
「おたく展」の帰路ということも手伝い、今回初めて勇気を奮って(苦笑)エロゲの店を覗く。同人エロゲ、スゴイでんなぁ。中身見てないので断定はできないが、生半可なAVよりエグイかもしれない。自分はやっぱり生身のホンモノが好みなのでエロゲは買わず(ホンマです)。
でもせっかくの秋葉原だからと、中古ゲームソフト屋に立ち寄り、「グランツーリスモ4」を税込5,280円也でせしめて帰る。税込みベースで定価の3割引、これはお買い得であった。
参考記事等: