新幹線つばさの先っぽが...

鉄ブーム

先日開催された竹内氏のトークライブ「オタノート」の事後報告。第一弾ゲストとして鉄ドルなる新境地を開拓した木村裕子さんを招いてのイベント。竹内氏曰く、彼女はいわゆる「なんちゃってオタク」ではなく筋金入りの鉄ちゃんであったとのこと(彼女のブログからもそれは推察できる)。この後、「鉄道廃線跡を歩く」シリーズ本の流行や田中聖主演のドラマ「特急田中3号」(鉄ヲタの評価は厳しいのかもしれないが難しい鉄道ロケ撮影をよくこなしていて個人的には悪くなかった)などを肴に、昨今の鉄道ブーム事情を俎上に載せてしばし雑談という展開となる。
確かにふと気が付いてみれば、いつの間にやら鉄道趣味が堂々と表舞台に進出中という感じではある。偶然にも、雑誌「創(つくる)」7月号の岡田斗司夫氏と唐沢俊一氏の「オタク清談」にて「鉄オタブームは来るか」という対談が掲載されていたが、唐沢氏はブーム醸成の一因として定年退職を迎えた団塊世代のカミングアウト説を開陳していた。だが特段オジサンの間だけの流行という感じではないし...。あくまで印象論に基づく私見だけれども、線路ヲタを自認しているタモリさんがここ数年「タモリ倶楽部」で頻繁に濃い鉄ネタを取り上げるようになった影響が大きいのではないかと思うのである。換言すれば、暗黙のうちにタモリさんによって箔付けされた感がなきにしもあらず。少なくとも「タモリ倶楽部」ファンでもある私にはそういう風にシンクロしている。
しかしブーム(?)とはいえ、鉄ドルというのは、なんというか「そんなに無理せんでも...」という若干の不自然さがどうにも拭えない。アニヲタに媚び売ってアイデンティティを確立するに必死な(苦笑)中川翔子みたく、木村裕子もオタクを踏み台にしたある種のあざとさがどうしても垣間見えてしまうのである(まぁ売れたもん勝ちなんだろうけど)。すいません、こんな皮肉な印象を抱くのは私だけかもしれんが。彼女もそのうちプロモーションを兼ねて「タモリ倶楽部」の鉄道ネタの回にゲスト出演を捻じ込んできたりするのだろう、恐らく(苦笑)。
蛇足。鉄道と言えば、日本語版Wikipediaに掲載されている鉄道関連の項目は異常に詳しく、質量ともにその充実ぶりはあっけに取られるほどです。これは知識披瀝のための格好の発散場所になっているんだろうね。

殺人羊

竹内氏が劇場予告編を目撃したという映画 Black Sheep の話で盛り上がる。「その手があったか」と(苦笑)。さすがニュージーランドならではの発想ではある。ホラーに則したブラック・コメディらしい。日本での公開日は未定のようだが、劇場予告編が流れているということは近々本邦公開は間違いないのだろう。ただし1,800円の価値があるのかどうかは分かりません(苦笑)。

今週のマンガ

嘘喰い」が取り上げられた。福本伸行氏の初期作「銀と金」にそのテイストが類似していると誠氏は指摘する。あるいは Liar Game との共通点も。アクションの要素もふんだんに盛り込まれており、文句なく面白いと絶賛。
これは映画化される可能性が高いのではなかろうか。ただ、ギャンブルとヤーさんがモチーフに使われているようなので女性客からそっぽ向かれるリスクは大きいかも。それにしてもこのような奇抜で面白い発想のプロットを次から次へと繰り出してくるコミック界は本当に恐るべしだ。直木賞なぞいっそのこと優れたコミック原作に授与してやったらどうか(苦笑)。

今週のクイズ

大阪・桜宮のホテル界隈で時々ナース・プレイを楽しんでいるらしいタレントは誰か。テレビでは割と格好のいいことも言ってるだけに恥ずかしさが余計に募ると(笑)。

西宮市の謎

リスナーから寄せられた「涼宮ハルヒの憂鬱」の聖地巡礼に関する話から、同じ西宮繋がりのためか、西宮市内からもよく見える六甲山系で目撃例が多発していると言われるUFOと「牛女伝説」というミステリー談に一気に飛躍する(なんでこんな展開になったんや(苦笑))。
ハルヒ聖地巡礼は、先回の放送で板井氏も試したと告白していたことを受けての反応。甲陽園から西宮北高の周辺を巡る。実は私の母校も北高のすぐ近くにあって(と言えば阪神間の人は分かるだろうが)、阪急甲陽園駅から夙川学院の側を通って登って行く鬼のような急坂の通学路はそのまんま当時の私の通学路に重なる。懐かしいけど、あの辺りもマンションが林立してちょっと雰囲気が変わってるね。六甲山登山行事で北高周辺を通過したこともあるが、付近住宅の豪壮さに度肝を抜かれた記憶がある。あの苦楽園一体から隣町の芦屋・六麓荘にかけては日本屈指の高級住宅街ですわ(はっきり言って成城とか田園調布なんて足元にも及びませんよ)。
でも当時私はUFO目撃とか牛女伝説(これは口裂け女同様の都市伝説だろう)とかまったく聞いたことがなかったな。母校は非常に見晴らしが良くって、好天時は六甲山麓から神戸港手前まで見渡せるほどだが、UFOなど一度も見てないし、騒ぎになったこともない。体育祭で六甲山をバックに写真を撮るなと忠告されたこともない(苦笑)。よく分かりません。UFOと言えば、今偶然にも The Mothman Prophecies を読んでいる最中だ(リチャード・ギア主演で5年前に映画化もされた)。痺れるほど怖い。

オタキング・ダイエット

岡田斗司夫氏が激痩せの件。近くダイエット体験本を出版されるという噂。氏が3月末に放映されたNHK-BS「アニメ夜話」出演時にスリムな姿をテレビでお披露目になり、私は吃驚した(笑)。食事療法の賜物。しかしあれだけ一気に痩せると衣服を上下総買い替えしなければならないので、奥さんから文句言われたりして大変だろうと思う(苦笑)。

入場料の理不尽

雑誌「Weeklyぴあ」の満足度調査で最下位に輝いた映画「ふぞろいの秘密」と「パイレーツ...」が同一料金というのは納得いかんという話。
客入りが悪い映画は劇場主の裁量で思い切ったディスカウントをするとかできないのですかね。最近はサービス・デーとかレイトショー割引などで若干多様化しているとはいえ、基本定価はシネコン含めて全国どの劇場でも同一料金というのは独占禁止法違反(拘束条件付取引あるいはカルテル)の疑いはないのだろうか。腰砕けになってしまった再販制度の見直しもそうだが、公取委は映画業界にももうちょっと踏み込んでメスを入れてほしいよ。現状では、Yahoo!ユーザ・レビューなどの評判を一応の参考にしつつ、つまらなさそうだなと思われる話題作はDVDレンタル解禁まで待つという防衛策を取るしかない。と言ってもYahoo!ユーザ・レビューがあんまり当てにはならんのだわ、これが(苦笑)。