(余談) 悲惨な戦い

先週は音沙汰なしの状態だったのだが、別に死んだフリをしていたわけではなく、実際に死んでました(苦笑)。というのも、これまで使用していたパソコンが逝かれてしまったのでした。正確に言えば、ハードディスクが末期症状でご臨終が近い様子。
こんなことは言うまでもなかろうが、パソコンに関しては複数台でバックアップ体制を敷いておかないと本当にどえらい目に遭います。データのバックアップだけではどうにもなりません(読めなかったら意味ないからなぁ)。幸い、国産メーカーにありがちなほとんど使わないようなマルチメディア機能を要求しなければ、今やノートパソコンも10万円以下でそこそこのスペックの機材が揃ってしまうご時世なので、2、3台くらいは平気で保有できる。無線LANで接続すれば、データのやり取りも容易だろうし。まぁ面倒くさがりの私には良い教訓にはなりましたわ(苦笑)。皆様におかれましても、パソコンは複数台でバックアップをご用意されますよう、ご自愛下さい(笑)。
私がこれまで仕事兼用で使用していたノートパソコンは、DELL製の重々しいほとんどデスクトップ型と言ってよいような代物で、CPUにはPentium4 (2.4GHz)を搭載しているという今では考えられないようなスペックであった(笑)。と言ってもわずか3年前に新調したばかりだったのだがな。ご想像の通り、Pentium4はとんでもなく発熱する野郎で、冷え冷えクーラーですらなかなか対処できない場合もしばしばなのであった。おまけに内臓ファンがしょっちゅうフル回転でうるさいのなんのって。だから今回のHDDトラブルに関しても多分に熱によって寿命を縮めた一面もあるに違いない。もう既にメモリ回路(256MB X 2構成で片方の256MBを認識できなくなってしまった)とUSBポートも不安定になっていたから。
HDDは調子が悪くなってくると、カランカランとまるでネジが外れでもしたような異音を発するようになった。こうなったらThe Endが近い。すぐさま必要な更新データを外付けHDDに複写する(もちろん大半のデータは日頃からコピーしてはいる)。だが、ここに落とし穴があって、Windowsのセキュリティ設定のせいか、複写したデータ(フォルダ)を新しいPCではアクセスできないということがありうる。これは冷や汗もんです。"My Documents"フォルダ内に作成したデータはそうでもなかったが、例えばルート直下に作ったフォルダをコピーしたものはアクセスを拒否されてしまう。それでもXP Home Editionだとアクセス権をGUIで設定する機能がないようで(たぶんProfessional固有の機能だったかと。どう探しても見つからず)、私の場合はたまたまcygwinをインストールしていたので苦肉の策としてchmodコマンドで開放してやったからよいものの、これを知らなかったらお陀仏であった(もしくはadminでアクセスすればよかったか)。おそらく次期Vistaでも同様のトラブルはありうると思うので、皆様もご注意下さいませ。
なんだかDELLはもう懲りてしまったので(その前はVAIOでトラブル)、新PCはすぐさまHPにネット上で注文を入れた。しかし、ネット注文は安いのは良いが納期まで時間がかかるのが玉に瑕である。私の場合たっぷり16日間待たされる羽目に。これでは仕事(およびブログ更新)に支障を来たすので、お盆の墓参り後週末にヨドバシカメラでバックアップ用としてHPのノートパソコンを買って帰り、1日掛かりで環境を再構築したのであった。因みにこの時買ったのはnx4300(CeleronM内臓)で10万円を切った。画面は小ぶりだが1.8Kgと非常に軽く持ち運びには重宝しそうである。何より熱くなく、また格段に静かなのがたまらなく愛しい(笑)。