疑惑のワルとブレないちょいワル

黄昏のプロレス業界と猪木永久機関(笑)関連は省略。

疑惑

マンション構造計算書偽造事件。
姉歯氏、分かりやすいズラ疑惑。やはりそうだったか...。どうも頭に乗っかっている部分の風合いが違うなと(苦笑)。 
「あのおっちゃん連中、全員コレ繋がりということで週刊誌が動いてるらしいで」。S学会、たぶん。
ヒューザー小嶋社長とおっちゃん達。「いわば逆切れやろ、うちが倒産したら誰も責任取れまへんで、と」。誰に責任を問うていいのか不分明だからタチが悪い。それにしても賃貸組は金貰って転居すれば済む話だが、無理してローン組んで分譲買った人は悲惨というか、人生狂わされたことになる(本当に人生って奴は...)。国や金融機関による救済措置がないと、普通のサラリーマンだったら十中八九再起不能だろう。「(欠陥マンション故に)担保価値が消滅したらローンを全額すぐ返せってことになるよ」。おいおい、今回に関してそれはない(笑)。返済の当てもないのにすぐ返せと迫ったところで世間から鬼呼ばわりされるだけ。むしろ返済猶予措置を検討しているくらいだから。公平性に縛られてやれることが限られている行政より、個別金融機関の度量が試されているとも言える。
阪神大震災で分譲マンションの無価値ぶりがあらかた露呈したが、構造計算リスク(笑)が一挙に浮上して決定打になった感じだな。怖くて買えねぇよ。もっとも、一時欠陥住宅問題がマスコミに暴かれた一戸建の建売住宅も同じようなリスクを抱えているわけだが。まだしも監視の眼が行き届きやすい注文住宅しか安全パイは残っていない。 

馬並み

松井秀喜に「戸田菜穂、突っ込んだな」。「年収15億のバットの愛おしさは違うよね(苦笑)」。「でも戸田菜穂は当て馬かも知れませんよ」。(結婚目当てならば)女優は止めといた方が...。

交際契約書

誠氏、たかじんから聞いた話で、「タイガーウッズが気に入った女性には顧問弁護士が契約書(一種の守秘義務契約)持って来るらしい。契約成立したら5億円振り込まれるとか」。ほんまかぁ(笑)。

ちょい悪筋肉

とある雑誌の広告「男なら武術だ!」を巡って。「ワルの恋愛術--ワルな男は3秒で女を虜にする!」の延長線上の話か。「いわばちょい悪オヤジ路線の新バージョンで、ボディビルではなくナチュラルでしなやかな筋肉をということらしい」。「結局若い女にモテたいということに過ぎんやろ」。LEONの影響で、「首にネッカチーフ巻いたちょい悪もどきや勘違いが目に付く」が、「今まで開拓されていなかったマーケットが立ち上がって(オッサンが)おしゃれに目覚めた」という効用。「ちょい悪」のコンセプト自体は悪い話じゃないと思う。ただし、マニュアル主義、LEONという教科書依存を脱することができるかどうかは問題。オッサンが脱LEONを果たせないと一過性のブームで終わるやろね。

ブレない永ちゃん

ちょい悪の筆頭格、還暦も近い(笑)矢沢永吉。誠氏、「情熱大陸」を観て「かっこよかったぁ」。昔から(主義主張が)全然ブレていない様がクッキリと映し出される。
私も拝見した。あれはいい番組だったです。永ちゃんの音楽は興味ないけど、その人生観は好きだし、他人が学ぶべき教訓、唸らせる発言も多い。例えば占いに入れ揚げるくらいならば、「成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集」とか「アー・ユー・ハッピー?」などを読んだ方がよほど有益かと思う。もっとも、その自由奔放かつリスク・テーキングな生き様はそうそう真似できるもんじゃぁないが。
永ちゃんと言えば、10年位前(?)に、若者達と一緒にバイク・ツーリングで欧州を横断したドキュメンタリーや、イギリスかどこかのロック・フェスタに(一応招待されてはいるものの)日本人としてただ一人で乗り込み、暗黙の差別的待遇らしきものに孤軍奮闘していた様を鮮明に覚えている。NHKで放映していなかったっけか。後者のドキュメンタリーでは、確かウイーンの街のど真ん中で生演奏ゲリラ・ライブを単独で強行したというシーンが圧巻であったことを今まざまざと思い浮かべる。この人、やっぱりただ者じゃない。

紅白(溜息)

NHK紅白歌合戦、「スキウタ」。「結局ランキング形式にもせずにどうするつもりか」。「ユーミンは、上海からの中継で万博テーマ曲歌唱なんてことせずに、中央道走りながら『中央フリーウエイ』を中継せえよ」。
もはや演歌救済番組としか機能していないような時代錯誤の紅白。全世代共通のヒット曲など存在せぬ時代に、もう見え透いた梃入れ策など放棄して、一度止めてみたらどうよ、正味の話(勇気ないやろなぁ)。代わりに気の利いた映画を二本建てで放映してくれ、頼む。いや、そんな芸当はテレ東にしかできそうにないな(苦笑)。