(余談) AV版「電車男」

発売から約2ヶ月遅れでようやくAV版の電車男電車男の接吻とセックス)を鑑賞する。そう言えば、来週にはテレビ版が大団円を迎えるそうで(こっちは初回除いて全然観てない)。以下、概要と個人的な感想メモ。ご参考まで。

中身はというと...(本編)

本編と2種類の特典映像から構成され、通しで約2時間20分とAV作品にしては長大。それでもディスカウント店ならば3000円程度というのは随分と安くなったもんだ(ネット通販で数が捌けることの恩恵大だろう)。
本編は約1時間10分程度と全体のちょうど半分。こちらは2chオリジナルの電車男、つまり書籍版からは消去されたエロ後日談に極力忠実になぞらえて構成しているらしい。その辺の背景に関しては、ネット上で情報が横溢しているのでここで繰り返すことは控える。
残念ながらこの本編はやや肩透かしでAV作品としては物足りない。特に本番行為に入る前の前半45分は、ディープ・キスのみで正直言ってかなり退屈である。タイトルに「接吻」と銘打っている手前、キスそのものは相当粘着質でネバこくイヤらしいのだが、それだけで45分は引っ張り過ぎ。電車男の筋書きを逸脱できないという制約はある程度あったにせよ、どうせパロディにするのであれば、前振り45分など5分くらいに圧縮したって問題なかったと思う。そういう意味では、特典映像(後述)こそが本編で、皮肉にも本編は実は添え物に過ぎない。

中身はというと...(特典映像)

本編に対して、特典映像はもっと徹底的にパロっている。笑いを誘いながらもようやくAVらしいエロが盛り上がってくる。特筆すべきは、電車男役含め、男優陣のキモイというか吐きそうになるくらいにエグイ(笑)顔相がお笑いに一役買っていることだ。よくもまぁこんな奴らを見つけてきたもんだわ(笑)。
特典映像は以下の2種類が収録されている:
  1. もしも「得る牝(エルメス)」が痴女だったら:電車男が全裸で首輪装着し、M犬になる。唾液を飲んだり、「がんばって」と声援を受けつつ(苦笑)顔面騎上プレイ。その他乳首攻めに手コキ、最後は騎上位本番。
  2. もしも「得る牝(エルメス)」が見られたい女だったら:エルメスが貧乳説を覆すために、オタク系2ちゃんねらー3人を集めて電車男の前で露出プレイに励む。ディープ・キスしたり触らせたり、3Pとか色々と。いわばこのAV作品のハイライトである。一通り事が終わって電車男から「大事な話があるんです」と切り出されると、ザーメンを口の端から少々滴らせながら何事もなかったかのように「何ですか」とにっこり微笑む。個人的に大受け(笑)。

小泉キラリに救われる

主演女優の小泉キラリが美人かつ美乳で満足、このキャスティングは大成功だと思う。見た目はなんとなくホノボノとした癒し系の雰囲気を漂わせていて、その辺にいるOLといった普通な印象があるだけかえってエロ度が増している。それがまた本編の退屈さを十分補っているという感じである。まさにはまり役だった。