(余談) 「愛の流刑地」中間報告

日経朝刊に連載の渡辺先生作「愛の流刑地」が今どないなっているのか、日経読者ではないサイキッカーのために少しご報告申し上げる。
不倫関係にある中年男女が貪欲な快楽追求の末に辿り着いたのが、絞首プレイであった(笑)。以下、本日掲載分から:

二人の情事に、いま一つ新しくくわわったのが、愛の絶頂にかけ昇りながら、ともに首を絞め合う戯れである。
... (中略) ...
昇り詰めて果てるときに、冬香は悦びの声とともに「死にたい」と叫び、「殺して...」と訴えた。
... (中略) ...
ゆるめた途端に、「意気地なし...」と罵られて、菊治はさらに戸惑った。
... (中略) ...
その瞬間、冬香の秘所は全身の震えとともに痙攣し、襞という襞がぴたと菊治のものをとらえて、絞めつけてくる。

私は笑いを堪えるのに必死であった(苦笑)。最後は二人で首絞め合って果てたまま息絶えるのかなぁ、という結末がおぼろげに見えてしまい、なんとも安っぽいというか...。
日経はオッサン連中への影響力が大きいので、倦怠期の夫婦がこれを読んで絞首プレイを真似した挙句に事故って死亡、というサイキック的に食いつきやすい事件が起こりそうな予感も。