(余談) 来週のBSアニメ夜話

週明け3夜連続の「NHK BSアニメ夜話」は必見かと。

メッセージの投稿量からも明らかなように、アニメファンの間では「エヴァ」が最も注目度が高いと思われるが、個人的には「しんちゃん」が本命だ。「エヴァ」および「キャシャーン」という、言ってみればカルト的なアニメファンが背後に控えているであろうオタク作品に混じって、The Simpsons の向こうを張れるであろうブラック・ユーモア全開アニメを取り上げるというアニメ夜話の見識に脱帽。いかように料理してくれるやら。
とかくお下劣な印象が強く、親が子供に見せたくない番組ワースト1にも挙げられた「しんちゃん」であるが、映画版は大人の鑑賞にも十分堪えうるクオリティを誇るということで巷でもけっこう評判が良いらしい(かつてテレ朝系「虎の門」で美保純が高い評価を与えていたとも記憶、参考までに「アニメーション部門の大賞に『クレヨンしんちゃん』」)。分けても今回取り上げる「オトナ帝国」は、オトナ自身がドキリとさせられると同時にホロリともさせられ、ある意味で現代社会の最高の風刺画になっていると思う。誇張すれば「人生ってなんだ?!」という少々重苦しいテーマも入っている。それがオトナの琴線に触れて「泣けた」という人も多いのだろう。さすがに自分はお涙頂戴までには至らなかったが(苦笑)。