(余談) カンフーハッスル鑑賞

昨日カンフーハッスルを鑑賞。
うーん、平野氏コメント通り、暇つぶしのバカ映画という感じか。正直言って期待したほど笑えなかったし、周囲の観客からもそれほど笑いを取っておらず、どちらかと言うと「相変わらずやっとんなぁ」という苦笑に近い。
理由は単純。「少林サッカー」の二番煎じとの批判を免れないからだ(キャストもダブっていたし)。少林サッカーはさすがに強烈な印象を残してくれたし個人的にもかなり受けたのだが、それを一度観てしまうと、同じようなCGアクションで迫られても、「あーまたか」としか反応しようがないわけ。要するに吉本新喜劇マンネリズムと同じで鮮度が落ちてしまった感を否めず。Stephen Chow(チャウシンチー)も次回作以降は同じ(チープな?)CGネタを使えないと思う。
CGと言えば、"A Cinematic Powerhouse"という記事で、香港映画界を席巻中のCG製作会社 Centro Digital Pictures の話とCGクリエーター達の活躍の背景を解説している。97年中国返還を契機に海外に飛び散った若い頭脳がカナダなどの海外で教育を受け、その才能が今一気に開花しつつあるということのようだ。
余談の余談。前にも触れたが、上記カンフーハッスルの日本公式サイト、Flash使いまくりでウザ過ぎ。その割りに情報量少ないしなぁ。最近の映画公式サイトでFlashを多用するのは一種の流行になっているようだが、クリエーターの自己満足に陥っているものも少なくない。なんとかならんか。