おしっこ以上精液未満

新春TVドラマ

先週から出揃い始めた今期の新春ドラマ。
  • 白夜行」。敢えてオチを先に明かしてしまい、「(ミステリーではなく)セカチューみたいな純愛ものにしたいのか」。個人的感想:刑事役の武田鉄也が出て来てアウト(苦笑)。あの下手糞な大阪弁には心底参る(同様の感想を持つ方は少なくないと思う)。そういう意味でも舞台をわざわざ布施(東京で言えば足立区界隈に相当)にせんでもよかったのではないかという誠氏の批評には同意する。もはや綾瀬はるかのベッドシーンだけで十分かも(笑)。
  • けものみち」。誠氏、平幹二郎の演技に驚嘆。脇役陣も「濃い」と評価。個人的感想:同じ清張ものであった「黒革の手帖」の二匹目のドジョウを狙うが如し浅ましさ、手堅さ、企画の安直さは否めず。そうは言いつつも、今後の展開に期待を持たせ、最終話まで視聴者をぐいぐい引っ張って行く気配を十分に漂わせた第一話であった。これは最後まで見てまうやろなぁ。米倉はともかく、佐藤浩市のシブイ演技も良い。
実は私の今期のイチ押しダークホースはなんと言っても「時効警察」ですわ。独特の間の取り方が笑いを増幅し、オダギリジョーの飄々とした演技と相まって面白いコメディに仕上がっていると思う。人気コミックやらベストセラー小説の流用が目に余る近年のTVドラマ界にあって、久しぶりにオリジナルの脚本をぶつけて来たことにも好感を覚える。「TRICK」あるいは「嫉妬の香り」といった名作(迷作)を生み出してきたテレ朝深夜帯ドラマの面目躍如、となることを期待する。
ところが「時効警察」を巡っては、オダギリジョー「オーラの泉」出演困惑ネタに話が飛んで行ってしまい...。

Johnny Deppの悪霊

サイキック収録のスタジオ。前番組収録中にラップ音が頻発したため盛り塩したと明かされる。Johnny Deppの祟りだと一時騒然となる(笑)。

50歳に気を付けろ

オーラの泉」も細木数子的になってきたと揶揄しつつ批判。「最近のTVでは反論できない決め打ち芸が流行ってる。それで周囲が狼狽する様を楽しむことが主流になりつつあるね」。要するに、合理的反論を受け付けない有無を言わさぬ論法に席巻されていると。うーむ、TV自体がまるで新興宗教みたいだよな。正にTV伝道師です、これは。
誠氏の50歳を迎えた姉が突然細木数子シンパに。「人生ある程度決着がついたと考えられる50歳前後の心の隙間に入り込むのやろね」。段々と経済社会の価値観の変貌について行けなくなる年頃でもある。細木説教を通じて「これでよかったんだ」という過去の価値観や人生行路の再確認をしたくもなるのだろうか。

おしとね天繕

今週のマンガに「おしとね天繕」再び。つい先日第3巻が刊行される。「完全にギャグ・エロ漫画と化しているね。そろそろ大奥ネタが切れてきたか。縛り(緊縛系)にシフトしてますな」。作者の山口譲司氏は亡き横山まさみち先生の後継者であると太鼓判を押される。
昨年サイキックでの推奨を受けて私も第1巻は読んでみたのだが、ストーリーの荒唐無稽さは別として、女体を中心に絵柄が綺麗なのには感心しました。誠氏言う様にズリネタにする奴もおるでしょうな(苦笑)。

スイカップ割り

先週取り上げられた矢部美穂同様、もはや値打ちが無いにも関わらず「何を勘違いしとんねん」とばかりにメッタ切りされたのはスイカップ古瀬絵理)であった。
週刊現代のグラビア・ショットを指して、「痩せて(唯一のセールス・ポイントと言っても過言ではない)オッパイが萎んでるがな。(こんなグラビア・ショットなど)今さらタイミングが悪いしまったく面白みがないよ。やることがすべて裏目に出ているね」。竹内氏、「もともとソフトエロ路線で行くべきであって、お天気お姉さんみたいな感じで出る一方、たまにグラビアやればもっとよかったはず。セルフ・プロデュースの失敗ということに尽きる。キャスターやりたいとか御託言うからあかんのよ。そういうこと言うから最初から仕事が狭まるわけ。一回リセットせなあかんやろな」。
この批判というかアドバイスは、シューカツ中の学生連中にも通用すると思うよ。少なくとも青二才のうちは、手前勝手に「これしかない」と思い込んで自らチャンスを狭めてしまう戦略は得策ではないということ。後々「キター!!」と小躍りするような仕事のチャンスなど、(日頃の努力を前提として)諸々の偶然の要素で決まってくるようなところがあり、どうせ思うようにならぬ人生、そういうランダム性を多少は楽しむ余裕があった方が、本人も気付かぬ才能が発掘されたりして人生豊かになる(なんちゃって)。
竹内氏、その後は妄想癖に火が点き、「(古瀬絵理は)オッパイ触ってても『いつまで触ってんの』という感じで冷めたオンナなんやろなぁ。自分のオッパイを(その価値も分からず)粗末に扱ってるんじゃないかな」。けだし名言、いい話だ(涙)。 

名言

竹内氏、いわゆる我慢汁(カウパー君)のもう少し洗練された別称を考えつく:「おしっこ以上精液未満」(笑)。矢沢永吉張りに名言だと自画自賛する。誠氏あきれつつ、「人間50歳越えたら色んなもんがあるわ」。更年期障害

勝手に来週の予告

週明けから株式市場は軟調地合でそろそろピークアウト後の調整過程かと思っていたところにライブドア・ショックで連日大暴落(というかほとんど機能不全状態に)。来週放送の冒頭はこの話題で確定ですな。誠氏の悲鳴が聞こえてくる(苦笑)。